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乗らずに死ねるか!? 1972 KAWASAKI 750SS MACHⅣ




マニアの間ではH2というコードネームで呼ばれたレアな2ストトリプル。

カワサキの500CCマッハⅢや250、350のトリプルといったラインナップの中でも、このH2は別格。

当時”世界最速のオートバイ”に乗りたいがために人生を変えてしまった輩も少なくはない。

ヤマハやスズキの2ストモデルが優等生ならば、カワサキのトリプルは間違いなく味のあるワル。

”さあ乗りこなしてみろ”と言わんばかりのオーラに、当時のバイク乗りは拳を握り締めたものだ。

キックを下ろして火が入った瞬間のインパクトは筆舌にかえがたい、そりゃもう驚きと緊張の瞬間だ。

恐る恐る乗っていたのではこのマシンは何もわからない。

スロットルワイドオープンでモコモコしてる余裕もないまま、

爆発的にライダーを押し出す感触は乗った者にしかわからない。

バイク史上に残る二度と登場しない希少車。

乗らずに死ねるか!?
今ではかなり希少となったカワサキの名車。

ここまで完璧にレストアされたものは珍しく、

走りにおいても完璧だった。
レンズ類を除けば外装における樹脂パーツは皆無と言ってもいい。

サイドカバーもスチール製だ。

ブレーキペダルの形状がなんとも面白い。
一回り大きなシリンダーの威圧感はそうとうなもの。

鋭く切り立ったシリンダーヘッドのフィンが

なんともかっこいい。
当時とても斬新だったテールカウルは

スチール製のパーツだ。
ナナハンにしては小振りだったタンクも

精悍でカッコよく見えた。

トップクラウンのセンターにあるノブはスリッパー式

ステアリングダンパーのアジャスターだ。
今でも社外の純正タイプマフラーが

流通しているあたりがなんとも楽しい。
お世辞にもよく効くとは言えないが、

必要にして十分なディスクブレーキ。
SPECIFICATIONS
KAWASAKI 750SS MACHⅣ H2
1971年発売開始
エンジン形式●空冷2ストロークピストンバルブ並列3気筒
総排気量●748cc
ボア×ストローク●71.0×63.0mm
圧縮比●7.0対1
最高出力●74ps/6,800r.p.m.
最大トルク●7.9kg-m/6,500r.p.m.
フレーム形式●ダブルクレードル
サスペンション形式●F/テレスコピック R/スイングアーム
ブレーキ●F/シングルディスク R/ドラム
乾燥重量●192kg
全長×全幅×全高●2,095×850×1,145mm

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