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1989-1997

本場ヨーロッパの戦いの舞台を求める

88年から89年にかけ、オーヴァーは全日本F1に参戦する一方で、これまでにない車体コンセプトに基づくニューマシンの開発をスタートさせていた。
それが楕円パイプで構成されたフレームをもつOV-10とOV-11だった。

「全日本でトップクラスを維持しようとすると、フレームだったらアルミ角パイプよりもツインスパー、
2本サスよりもモノショック、正立よりも倒立フォークといった具合に、どうしてもある程度カタチが決まってきてしまう。
独創的なモノ作りとかカッコ良さの追求とは次第に相容れないものになってきたんです。
そうは言ってもやはりオリジナルにはこだわりたい。そこで作ったのがOV-10とOV-11だったんです。」

パワーユニットもOV-11にはSRXのシングル、OV-10にはドゥカティのツインを搭載するなど、
従来のF1マシンとはまったく別な走行ステージが想定されていた。
そんなときに、縁あってヨーロッパのシングルレースへの招待が舞い込み、91年のオランダ・アッセンのレースにスポット参戦することに。

「全日本をやっていた時も、BOTTとかに行くと面白いマシンがいっぱいあって、ずいぶん興味をそそられましたけど、
感覚的には向こうはさらに10倍くらいの規模で、面白いマシンで溢れてましたね。
フレームにしてもエンジンのチューニングにしても、日本ではあまり見かけない発想や手法で、なるほどと関心してしまうようなものが多かったですね。」

翌92年になると、OV-11、改良を加えたOV-11やOV-11Aを持ち込み、イギリス選手権SOSシリーズにもチャレンジした。