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1989-1997

スーパーモノ選手権を連覇

92年のイギリスSOS参戦以降、ヨーロッパへの遠征は一旦休止していたが、シングルレーサーの開発は継続して行われており、OV-11/11Aの後継マシンとしてOV-16が完成。当面の間は車両を現地のライダーに託して、日本からはメカニックだけを派遣した。

96年になると、かねて話題に上がっていたヨーロッパ・スーパーモノ選手権シリーズの開催決定の知らせが届く。スーパーバイク世界選手権のヨーロッパラウンドに併催されるため、注目度は抜群。シングルの本場、ヨーロッパ全土からトップコンストラクターが集結し、シーズンを通して各サーキットを転職し、実質世界ナンバー1を決めようというビッグイベントである。オーヴァーの挑戦が再び始まることになった。この年、OV-16は箕田選手のライディングで幸先良く初戦を制し、最終的にはシリーズチャンピオンも獲得した。

「タイトルは獲ったんですが、勝ったのは最初の1回きり。自分としてはやりたいことが十分にできなかった。このままでは終われないという思いが強かったですね。シーズン後半にはエンジンはかなり早くなって手応えは感じてましたし、ニューマシンの構想もほぼ出来てましたから。」

そして翌97年、さらなる進化熟成を遂げて投入されたOV-20は、圧倒的な強さを発揮してシリーズ連覇を達成する。連戦連勝で落としたレースは1戦のみ、ラップタイムでもトップスピードでも他の追随を許さない、文句なしのチャンピオン獲得だった。

「本当はインジェクション化とかまだやりたいことはあったんですけど、ひとつの目標は達成したので、この辺りが一応の区切りかなと思いました。レースでの速さを追求する一方で、自分なりの独創性もある程度出せたんじゃないかと思ってます。だからこの頃はレースにすごく力が入っていたし、充実しましたね。」