■第三章 構想とパッケージの話 後編
今回のフレームは今までのバックボーン型のフレームとは違い、
横から見るとバックボーンに見えて実は左右のプレートで支えるタイプ、
ダブルデッキ型にしていることのもあり、こいつを利用しない手はないと
サスユニットをフレームのプレートとプレートの間に挟み込むといいじゃないか・・・、

バックボーン型フレーム
OV-30

セミクレードル型フレーム
OV-33
いける!
・・・けど、どうやってガーターフォークのアームとサスを繋げるんだ!?
アレやコレやと考えること数日。
Aアームに上側にサスに連結するロットを取り付け、ロットを取り付けるだけではサスユニット
の収まりが悪いのでリンクアームをロットとサスの間に取り付けることで動きと収まりをクリアしたのです。
ここで新たなシステムが誕生です。プッシュロット式インボードサスです。
カーレーサーのようなシステムに満足していると今度はステム、
そしてハンドル周りの問題が出てきます。
ガーターフォークをハンドルに無理なく連結するためには・・・。
ガーターフォークのシステムはガーターフォークのアーム部分が上下のAアームの支持でストローク
します。違和感ができるだけ少なくストロークの妨げにならない方法はと考え最初にトライ
したのが、ガーターフォークにAアームを取り付け、Aアームからステムに繋がるステーを
取り付けた物です。
ステーにはベアリングを入れ動きをスムーズにしましたが、設計の間違いでハンドルを切りながら
ガーターフォークをストロークさせると途中からストロークしなくなりハンドルが切れなくなる。
と言う問題がでてきました。
・・・・・あかん、どうしよう。何回目?

ボツになったパーツの数々。
どうやらガーターフォークに繋がるAアームまでは良かったのですが、
Aアームから繋がるステーに問題があり動かなくなることが判明。
アーム部分を改良。これまたいろいろ考えた結果ピロボールのジョイントを2本使うことで問題をクリア。
・・・したのですが、ハンドル周りのガタが出てくるのです。
テンションがガタ下がり。
もともとこのシステムは少し問題があり、一番解消できないと言われる部分が
このハンドル周りのガタだと言われています。
今の時点でこのガタは少なくなっています。もっと少なくするためにいろいろ考えています。
現在、量産に向けて着々とテスト、確認が進んでいます。
なかなか思い通りにいかないですが、やりがいのあるフレーム・フロントシステムです。
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『OV-36 DREAM STORY』 バックナンバー
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■第一章 OVフレーム~新たな挑戦
■第ニ章 しのぎを削る最終図面~パーツの削り出し
■第三章 構想とパッケージの話 前編